BMWのX4が不人気だから、あえて良さを語ってみる

BMWのX4が不人気だから、あえて良さを語ってみる

「BMW X4って、不人気って聞くけど…大丈夫かな?」

スタイリッシュな見た目に惹かれて検討しているけれど、ネットで目にする“悪い評判”や“やめとけ”という声に、ちょっと不安に感じ、この記事にたどり着いたことでしょう。

初めての輸入車となれば、なおさら慎重になりますよね。

この記事では、BMW X4が不人気と言われる理由をあえて正面から解説したうえで、実は“選ぶ人を選ぶ車”であることを徹底的に掘り下げていきます。

この記事でわかること

Mr.クルマエ

X4を選んで後悔しないために、「自分に合う車かどうか」を冷静に判断できるようにお手伝いができれば幸いです

下の目次から気になるところにジャンプして読めます。

BMW X4はなぜ“不人気”といわれるのか?

BMW X4は、「不人気車」とささやかれることが少なくありません。

ですが、その理由にはいくつかの誤解や、表面的な印象が影響していることが多いです。

この見出しでは、BMW X4が「なぜそう言われるのか?」を客観的なデータと実際のユーザーの声をもとに多角的に解説していきます。

X4は一般的なSUVとは異なる性格を持つため、万人に好まれるわけではありません。

ただし、それが「不人気=価値がない」とは限らないのです。

Mr.クルマエ

“不人気”と言われる理由を具体的に掘り下げ、表面的な評価に惑わされないための視点を提供できたらと思います

BMW X4のデザインが好みを分ける理由

まず多く挙がるのが「見た目がイマイチ」という声です。

X4はSUVでありながらクーペスタイルを採用しています。

ルーフラインが流れるように後方へ傾斜し、スポーティさを演出している反面、

  • 「頭が潰れたように見える」
  • 「バランスが悪い」

と感じる人も少なくありません。

この独特なフォルムが、一般的なSUVを求める人には受け入れられにくいのです。

一方で、こうしたフォルムに魅力を感じる人もいます。

スポーティでありながらラグジュアリーな印象を持ち合わせ、街中では目を引く存在です。

特にファッションやデザインに敏感な層からは「他と違う美しさがある」と高評価を得ている点も見逃せません。

Mr.クルマエ

見た目に個性がある分、好き嫌いが大きく分かれる。これが「不人気」とされる一因なのです

X3やX5との価格・装備のバランスの悪さ

次に指摘されるのが、「価格に対してのバランス感」です。

BMW X4は、サイズ感やコンセプトが近いX3よりも価格が高く設定されています。

にもかかわらず、装備や快適性ではX5に及ばず、どっちつかずな印象を持たれてしまうのが実情です。

例えば、X3と比べると装備面ではそれほど大きな差がないにもかかわらず、価格差は約100万円以上。

反対に、X5を選べば価格はさらに上がりますが、ラグジュアリー感や装備の充実度は段違い。

この“中途半端”なポジションが、購入者の決断を鈍らせています。

Mr.クルマエ

結果として、「どうせビーエム買うならX3かX5にする」という選択をされやすく、X4は候補から外れてしまいがちなのです

BMW X4の実用性の欠如(荷室・後席など)

実用性の面でもX4は評価が分かれるポイントがあります。

クーペスタイルを採用しているため、後部のルーフラインが低く、後席の居住性に影響しています。

背の高い人が座ると頭が天井に当たる場合もあり、長距離移動では不満が出やすい構造です。

また、荷室容量もX3と比べて狭く、積載力を重視するファミリーユーザーにはやや不向きです。

そのため、「SUVは広くて便利」というイメージでX4を検討した人ほど、試乗時に違和感を覚えやすいという傾向があります。

Mr.クルマエ

日常使いやファミリーカーとしての利便性を重視する方には、使い勝手の面でX4はマッチしにくいかもしれませんね

本当に不人気か?X4の魅力と選ばれる理由

BMW X4は確かに万人受けする車ではありませんが、実は「良さがわかる人には選ばれている」モデルでもあります。

不人気という評価の裏には、「一般層に響きにくい個性」があるだけで、一定の価値観を持つ人々からは高い支持を集めています。

この章では、X4を「選んでいる人たち」の視点から、その魅力を深堀りしていきます。

Mr.クルマエ

数字や人気だけでは見えてこない、“知る人ぞ知る価値”に注目していきましょう

X4のデザインを評価するユーザーの特徴

「他人と同じじゃつまらない」。
そんな価値観を持つ人が、X4を選んでいます。

X4の特徴であるクーペスタイルは、SUVの中でも圧倒的な存在感を放ちます。

無骨さよりも洗練された印象が強く、ファッションや建築にこだわるような、感性で選ぶタイプの人に響くデザインです。

街乗り中心で“魅せる車”を求める30〜40代の都市生活者にとっては、まさに理想的なフォルム。

特に、他のBMWオーナーや車好きと話すと

  • 「X4って珍しいね」
  • 「センスいいね」

と一目置かれる存在。

知名度は高くないが、それゆえに個性を際立たせたい人にとって、これ以上ない選択肢になるのです。

Mr.クルマエ

選ばれにくいのではなく、“選ぶ人がはっきりしている”デザイン。それがX4の本質ですね

走行性能・エンジン性能の高さ

X4の本領は、見た目よりもむしろ「走り」にあります。

BMWらしさを語る上で外せないのが、ドライビングフィールの高さ。

X4にはそのDNAがしっかりと組み込まれており、

  • ハンドリングの正確さ
  • コーナリング時の安定性
  • エンジンの吹け上がりの滑らかさ

が光ります。

とくにMスポーツやM40iなどの上位グレードでは、スポーツカーに近い走行感覚を体感できます。

高速道路での合流や追い越しでも余裕があり、静粛性と加速のバランスも絶妙。

単なる「おしゃれSUV」とは一線を画す、ドライバーの満足度を追求した仕上がりです。

Mr.クルマエ

車好きであればあるほど、「乗って初めてわかる良さ」がある。
これもまた、X4の隠れた魅力のひとつです

「人とかぶらない」希少性と満足度

X4は街中で見かけることが少ない。
それが逆に、強みになります。

国産SUVや人気ドイツ車と違い、X4は販売台数が多くないです。

そのぶん、街で見かけたときの“レア感”が所有者の満足度を高めています。

駐車場で自分の車を見るたびに「いい選択をした」と感じる。そんな所有欲を満たすモデルなのです。

また、X4は新車価格が高めに設定されている分、購入層がある程度限られています。

結果として「同じ車に乗っている人が少ない=自分だけの特別感」を味わいやすいのです。

ステータスや個性を重視する人にとっては、非常に魅力的な要素と言えるでしょう。

Mr.クルマエ

不人気というよりも、“知る人ぞ知るプレミア感”がある。X4はそんな立ち位置の車ではないでしょうか

購入前に知っておきたいBMW X4のデメリット

BMW X4に魅力を感じたとしても、購入前にしっかりと理解しておきたいのが「デメリット」です。

輸入車ならではの特性や、X4特有のネガティブポイントを把握しておくことで、後悔のない判断ができます。

ここでは、後から「思ってたのと違った」とならないよう、X4を所有するうえでの現実を包み隠さずお伝えします。

維持費・燃費・故障リスク

X4は輸入車であり、維持費が高めなのは避けられません。

まず燃費ですが、ガソリンモデルでリッター10〜12km程度が一般的。

軽量化されているとはいえ、2.0L〜3.0Lのエンジンを積んでいるため、燃費性能は国産SUVよりも控えめです。

また、ハイオク指定であることも維持コストに直結します。

加えて、輸入車ゆえの「修理費用の高さ」もネックです。

例えば、電装系のトラブルやサスペンション関連の部品交換では、国産車の2〜3倍の費用がかかることも。

保証が切れたあとの故障リスクや、正規ディーラー以外での整備対応の難しさも意識しておくべきポイントです。

Mr.クルマエ

BMWらしい走行性能を維持するためには、こまめなメンテナンスが必要。
そこを理解して付き合える人向けの車といえるでしょう

リセールバリューが伸びにくい傾向

X4は中古市場でのリセールバリューがあまり高くありません。

一因として、

  • クーペSUVというジャンル自体がまだニッチである
  • ファミリーカーとして選ばれにくい

ことが挙げられます。

5年落ちで新車価格の40〜50%ほどになるケースもあり、同価格帯のSUVと比べてやや値落ちが大きい印象です。

また、モデルチェンジによってデザインや装備が大きく変わるBMWでは、新旧の価値差が一気に広がりやすいという特徴もあります。

Mr.クルマエ

将来的に手放すことを想定しているなら、この点は必ずチェックしておくことをおすすめします

あえて不人気なX4を狙うならどのモデル?

逆に、不人気という評価をうまく活かせるのが「中古での購入」です。

新車価格ではX3より高価なX4も、中古市場では比較的手頃な価格帯で見つけることができます

特に、初代(F26型)後期モデルや現行(G02型)の2.0Lモデルはコスパが良く、装備と状態のバランスが取れています。

おすすめは「XDrive 20i Mスポーツ」などのMスポーツ系グレード

外観の完成度が高く、走行性能も確保されているため、満足度が高いと評価されています。

走行距離3〜5万km程度の個体なら、200万円台から見つかることもあります。

Mr.クルマエ

「あえて不人気を狙う」ことで、賢くBMWデビューができる。これもX4ならではの魅力です

BMW X4を選ぶべき人・選ばない方がいい人

X4に興味はあるけど、「自分には合っているのか?」と迷う方も多いでしょう。

この見出しでは、実際にX4がフィットするライフスタイルや価値観を持った人、逆に向いていない人の特徴を明確にしていきます。

車選びはスペックだけでなく、ライフスタイルとの相性も重要です。

X4が向いている人の特徴

「見た目」「走り」「個性」に価値を感じる人には、X4はぴったりの一台です。

たとえば以下のような方におすすめできます:

  • 多少の維持費は許容できる
  • 他人とかぶらない車に乗りたい
  • 街乗り中心で、荷物はあまり載せない
  • デザインやブランドイメージを重視する
  • ドライブが趣味で走行性能にもこだわりたい

X4は、機能性よりも“乗る人の満足”を与えてくれる車です。

Mr.クルマエ

ステータス性や所有欲を満たしてくれるモデルを探しているなら、候補に入れる価値は十分にありますね

X4を選ばない方がよい人の特徴

反対に、実用性やコスト重視の方にはX4は不向きかもしれません。

以下のような条件に当てはまる場合は、別のモデルを検討するのが無難です:

  • 子どもや高齢者の乗降が頻繁にある
  • 荷物をたくさん載せる機会が多い
  • 車に維持費をあまりかけたくない
  • 車は移動の道具と割り切っている
  • 長距離の家族旅行が多い

これらのニーズには、より実用性の高いX3や国産SUVの方が適していることが多いです。

Mr.クルマエ

X4はあくまでも「嗜好性の高い」クルマ
使い方や価値観が合わなければ、満足度が下がってしまう可能性があります。

まとめ:BMW X4は“不人気”ではなく“選ぶ人を選ぶ車”

BMW X4は、一部で「不人気」と言われていますが、その実態は“誰にでも合う車ではない”というだけの話です。

デザインや価格、実用性において万人受けするモデルではありませんが、その個性に惹かれる層には高く評価されています。

とくに、走行性能や希少性、そして所有欲を満たす点では、国産SUVにはない魅力があります。

たしかに、維持費やリセール、荷室の狭さなどはデメリットとして存在します。

しかし、それらを理解し、納得して選ぶのであれば、X4は他にはない価値を提供してくれる存在です。

「みんなが選ぶ車」ではないけれど、「あなたに合う車」かもしれない。

Mr.クルマエ

X4を検討しているあなたが、この記事を通じて不安を解消し、自分にとってベストな選択ができることを願っています

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